【10月1日 AFP】アフリカ連合(African UnionAU)は9月30日、スーダン西部のダルフール(Darfur)地方で活動する同連合の平和維持部隊の基地が襲撃され、少なくとも10人が死亡したと伝えた。

 アフリカ連合スーダン派遣団(African Union Mission in SudanAMIS)のNoureddine Mezni報道官はAFPの取材に対し、「少なくとも10人の兵士が死亡し、7人が負傷した。また、50人が行方不明となっている」と述べた。

 同報道官は、襲撃は29日夜にダルフール南部のHaskanita基地で発生したと述べたが、犯人および死亡した兵士の国籍は明らかにしなかった。

 また、AU軍当局は声明を発表し、襲撃の際の戦闘による双方の死者数は現在確認中だという。

 アフリカ26か国7000人で構成されるAU軍は装備不足が指摘されており、年末までに国連とアフリカ連合による2万6000人の合同平和維持部隊の配置が開始される予定。(c)AFP/Mohamed Hasni