【9月29日 AFP】駐イラク米軍は28日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の幹部1人を含む3人が同軍による空爆で死亡したと発表した。

 駐イラク米軍のJoseph Anderson准将によると、死者の中にはイラク聖戦アルカイダ組織(Al-Qaeda in Iraq)の最高幹部の1人でチュニジア国籍のAbu Usama al-Tunisi容疑者も含まれるという。Tunisi容疑者は、同組織のエジプト人指導者アブアユーブ・マスリ(Abu Ayyub al-Masri)容疑者の後継者だったとみられ、その死亡は外国人武装グループにとっては打撃となることが予想される。

 米軍は、Tunisi容疑者がバグダッド(Baghdad)南西のムサイブ(Musayyib)でイラク聖戦アルカイダ組織のメンバーらと会合を開くという情報を入手し、25日に空爆を実施。その後の攻撃でTunisi容疑者の側近らの身柄も拘束した。

 Anderson准将によると、空爆の直前に身柄を拘束した人物から得た情報でTunisi容疑者が空爆地点にいたことを確認できたという。(c)AFP