【9月21日 AFP】(一部更新)アフガニスタンの首都カブール(Kabul)で21日、自爆攻撃が発生し、北大西洋条約機構(NATO)軍主導の国際治安支援部隊(International Security Assistance ForceISAF)に所属する仏兵士1人が死亡した。一方、ISAFが同国の別の場所で行ったイスラム原理主義勢力タリバン(Taliban)に対する空爆で、タリバン兵40人が死亡した。

 この日、同国では国連(United NationsUN)の「国際平和デー(International Day of Peace)」を記念して、戦争の早期終結を求めて各地で集会が行われていた。

 アフガニスタン政府当局者によると、19日に同国南部ヘルマンド(Helmand)で行われた空爆では、民間人6人が犠牲となった。また、同国南部では翌20日にも空爆があり、タリバン兵30数人とオランダ軍兵士1人が死亡した。

 仏兵士が死亡したカブールでの自爆攻撃では、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)と関係が深いとされるタリバン勢力が犯行声明を発表している。ISAFによると、市内で3週間ぶりとなったこの自爆攻撃で、民間人8人が負傷したもよう。

 仏軍は、アフガニスタンに展開するISAFに兵士約1000人を派遣しているが、ISAF兵士らがパトロール中に襲撃され、1人が死亡したと確認した。(c)AFP/Waheedullah Massoud