【9月20日 AFP】ベイルート(Beirut)郊外のキリスト教徒居住地区Sin el-Filで19日、車両爆弾が爆発し、反シリア派の国会議員1人を含む少なくとも9人が死亡、30人が負傷した。

 死亡したアントワーヌ・ガネム(Antoine Ghanem)議員(64)は弁護士業の傍ら反シリア派の与党に所属し、2000年からは国会議員を務めていた。

 テレビによる報道では、複数の炎上する車両と、車両から遺体を運び出す救助隊員が映し出された。現場付近の建物や商店も被害を受けた。

 今月25日に次期大統領を選出する議会の開催を控える中の出来事だった。(c)AFP