イラン・タリバン間の武器輸送、NATO主導部隊が阻止
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【9月17日 AFP】(一部訂正)アフガニスタンに駐留する北大西洋条約機構(NATO)が指揮する国際治安支援部隊(International Security Assistance Force、ISAF)が、イランからイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)に向けた武器の輸送を阻止していたことが明らかになった。16日付の米ワシントン・ポスト(Washington Post)紙が伝えた。
同紙はISAF当局者の話として、徹甲爆弾などを6日に押収したと報じた。この爆弾はイラクで外国部隊に対する攻撃として道路脇に仕掛けられ、致命的な破壊力を発揮している。
さらに同紙は、ISAFが4月11日と5月3日の過去2回、イランからアフガニスタン南部のヘルマンド(Helmand)州に向かう小規模な武器輸送を阻止していると報じている。
今回の輸送先は西部のファラ(Farah)州に変更されており、ポスト紙によると、監視の甘いルートを模索していたとみられる。
これに対し、イラン政府高官は根拠のない申し立てだと反論しているという。
ポスト紙によると、イスラム教シーア(Shiite)派が主流のイランは、社会・行政・宗教に対する思想の異なるスンニ派(Sunni)組織のタリバンとは長期にわたり対立していた。米国政府筋は、両者を結ぶ協力関係は、アフガニスタンに駐留する欧米を中心とした国際部隊を「共通の敵」とする意識に基づいているとの見解を示している。(c)AFP
同紙はISAF当局者の話として、徹甲爆弾などを6日に押収したと報じた。この爆弾はイラクで外国部隊に対する攻撃として道路脇に仕掛けられ、致命的な破壊力を発揮している。
さらに同紙は、ISAFが4月11日と5月3日の過去2回、イランからアフガニスタン南部のヘルマンド(Helmand)州に向かう小規模な武器輸送を阻止していると報じている。
今回の輸送先は西部のファラ(Farah)州に変更されており、ポスト紙によると、監視の甘いルートを模索していたとみられる。
これに対し、イラン政府高官は根拠のない申し立てだと反論しているという。
ポスト紙によると、イスラム教シーア(Shiite)派が主流のイランは、社会・行政・宗教に対する思想の異なるスンニ派(Sunni)組織のタリバンとは長期にわたり対立していた。米国政府筋は、両者を結ぶ協力関係は、アフガニスタンに駐留する欧米を中心とした国際部隊を「共通の敵」とする意識に基づいているとの見解を示している。(c)AFP