パキスタン軍宿営地内で自爆テロ、特殊部隊員20人死亡
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【9月14日 AFP】パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)北西タルベラ(Tarbela)にある軍宿営地内の食堂で13日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の戦闘員とみられる男が自爆し、特殊部隊員20人が死亡したほか、30人あまりが負傷した。パキスタン軍高官が14日、明らかにした。
同宿営地は、ペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領直属の精鋭部隊「Special Operation Task Force」のもので、アルカイダ掃討を任務としており、常時厳重な警戒態勢が敷かれていた。目撃者情報によると、自爆した男は徒歩で宿営地内に入ったもよう。
攻撃は、ジョン・ネグロポンテ(John Negroponte)米国務副長官のパキスタン訪問に合わせたものとみられる。
情報省高官は、「自爆攻撃は極めて綿密に計画されたもので、このように大胆不敵な攻撃を仕掛けるのはアルカイダだけだ」との認識を示した。
同高官によると、前週11日に公開されたアルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者のビデオと、今回の自爆テロとの関連を当局が調査中だという。ビンラディン容疑者はビデオの中で、アルカイダ「戦士」らに「聖戦」を呼びかけていた。また、同組織のナンバー2であるアイマン・ザワヒリ(Ayman al-Zawahiri)容疑者も、ムシャラフ政権打倒を呼びかけるビデオを公開している。
政府軍のWaheed Arshad陸将補は今回の自爆テロについてAFPに対し、治安部隊に追い詰められた「テロリスト」が反撃に出たものとの見方を示した。
攻撃対象となった少数精鋭部隊は、2002年にムシャラフ大統領が武装勢力の掃討を目的に設置したもの。2001年に隣国のアフガニスタンでイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)政権が崩壊し、アルカイダ戦闘員らがパキスタンの部族地域に逃げ込んだいた。
パキスタンでは政府や軍の要職者を狙った攻撃が相次いでいるほか、2日前にも不穏な情勢が続くアフガニスタン国境の部族地帯で、武装勢力と政府軍との戦闘があり多数の死傷者がでたばかりだ。(c)AFP/Rana Jawad
同宿営地は、ペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領直属の精鋭部隊「Special Operation Task Force」のもので、アルカイダ掃討を任務としており、常時厳重な警戒態勢が敷かれていた。目撃者情報によると、自爆した男は徒歩で宿営地内に入ったもよう。
攻撃は、ジョン・ネグロポンテ(John Negroponte)米国務副長官のパキスタン訪問に合わせたものとみられる。
情報省高官は、「自爆攻撃は極めて綿密に計画されたもので、このように大胆不敵な攻撃を仕掛けるのはアルカイダだけだ」との認識を示した。
同高官によると、前週11日に公開されたアルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者のビデオと、今回の自爆テロとの関連を当局が調査中だという。ビンラディン容疑者はビデオの中で、アルカイダ「戦士」らに「聖戦」を呼びかけていた。また、同組織のナンバー2であるアイマン・ザワヒリ(Ayman al-Zawahiri)容疑者も、ムシャラフ政権打倒を呼びかけるビデオを公開している。
政府軍のWaheed Arshad陸将補は今回の自爆テロについてAFPに対し、治安部隊に追い詰められた「テロリスト」が反撃に出たものとの見方を示した。
攻撃対象となった少数精鋭部隊は、2002年にムシャラフ大統領が武装勢力の掃討を目的に設置したもの。2001年に隣国のアフガニスタンでイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)政権が崩壊し、アルカイダ戦闘員らがパキスタンの部族地域に逃げ込んだいた。
パキスタンでは政府や軍の要職者を狙った攻撃が相次いでいるほか、2日前にも不穏な情勢が続くアフガニスタン国境の部族地帯で、武装勢力と政府軍との戦闘があり多数の死傷者がでたばかりだ。(c)AFP/Rana Jawad