【9月11日 AFP】(写真追加)2749人が犠牲となった米同時多発テロから6年目を迎えた11日、ニューヨーク(New York)で追悼式典が執り行われた。

 曇り空の下、悲劇の現場となった世界貿易センタービル(World Trade Center)跡地「グラウンド・ゼロ(Ground Zero)」にほど近い公園で行われた式典には、犠牲者の遺族らが参列した。

 最初の旅客機、アメリカン航空(American Airlines)11便が北棟に突入した午前8時46分(日本時間午後9時46分)には、教会の鐘が鳴らされ、参列者らは黙とうをささげた。また、毎年恒例となっている消防士による犠牲者の名前読み上げは、行旅客機がビルに突入し、建物が崩壊したそれぞれの時刻に4度にわたって中断し、黙とうがささげられている。

 黙とうに先だち、マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長は6年前のこの日を、「米国の歴史と、米国民の魂を引き裂いた日」と表現した。(c)AFP