【9月11日 AFP】米軍当局は10日、横行する武器の密輸や戦闘員の密入国を阻止するため、イランと接するイラク側の国境付近に基地を建設すると発表した。

 軍当局が「生活支援地帯」と呼ぶその基地は、イラク中部ワシト(Wasit)州バドラ(Badrah)にある国境警備局付近に建設予定となっている。

 同州はイランと200キロメートルに渡り国境を接しており、現在、武器密輸に関与しているとされるシーア(Shiite)派民兵を対象とした米軍主導軍の大規模な取り締まりが展開されている。

 軍当局は、基地は永久的なものではないとしながらも、24時間体制で人員を配置し、必要な限り使用するとしている。

 また、同州に配置されているグルジア兵2000人が基地に駐留し、国境管理のために設置される新規検問所に配置される予定だという。(c)AFP