駐留米軍司令官、イラク治安状況について両面的評価
このニュースをシェア
【9月9日 AFP】デービッド・ペトレアス(David Petraeus)駐イラク米軍司令官は8日、イラクの治安改善状況について、両面的な意見を明らかにした。
ペトレアス駐イラク米軍司令官は、イラクの治安改善状況について、「むらがある」としつつも、米軍主導の多国籍軍が「いくつかの領域に関しては主導権を獲得した」と評価。
同司令官は10日と11日、ライアン・クロッカー(Ryan Crocker)駐イラク大使とともに駐イラク米軍3万人増派の効果について、米上下院の公聴会で証言する予定となっている。証言は、イラク戦費予算獲得に向けたジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領の議会対策の一環。
もっともペトレアス司令官は、イラク国内の政治情勢の改善については懐疑的である。
司令官は、「増派の正当性は結局のところ、イラク国内のリーダーたちがイラク再建に向けた立法の制定に合意するという、困難な問題に立ち向かうための余裕を与えることにあった」とし、「われわれが望む通りにはいかなかった」と語る。
一方でペトレアス司令官は、駐留米軍の撤退については一切言及していないが、同日付のボストン・グローブ(Boston Globe)紙に寄せたコメントでペトレアス司令官は、公聴会で来春からの兵力削減を勧告する予定だと語っている。(c)AFP
ペトレアス駐イラク米軍司令官は、イラクの治安改善状況について、「むらがある」としつつも、米軍主導の多国籍軍が「いくつかの領域に関しては主導権を獲得した」と評価。
同司令官は10日と11日、ライアン・クロッカー(Ryan Crocker)駐イラク大使とともに駐イラク米軍3万人増派の効果について、米上下院の公聴会で証言する予定となっている。証言は、イラク戦費予算獲得に向けたジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領の議会対策の一環。
もっともペトレアス司令官は、イラク国内の政治情勢の改善については懐疑的である。
司令官は、「増派の正当性は結局のところ、イラク国内のリーダーたちがイラク再建に向けた立法の制定に合意するという、困難な問題に立ち向かうための余裕を与えることにあった」とし、「われわれが望む通りにはいかなかった」と語る。
一方でペトレアス司令官は、駐留米軍の撤退については一切言及していないが、同日付のボストン・グローブ(Boston Globe)紙に寄せたコメントでペトレアス司令官は、公聴会で来春からの兵力削減を勧告する予定だと語っている。(c)AFP