【9月5日 AFP】ドイツ当局は5日、フランクフルト国際空港(Frankfurt airport)や同国西部ラムシュタイン(Ramstein)にある米軍基地などを対象にしたテロ計画の容疑で3人を逮捕したと発表した。

 フランツ・ヨゼフ・ユング(Franz Josef Jung)国防相はテレビで逮捕の事実を認め、「差し迫った脅威」の存在があったことを強調した。

 国営のSWRラジオによると、容疑者は欧州で最も利用者の多い空港の1つであるフランクフルト空港や、米空軍の欧州本部であり米軍のイラクおよびアフガニスタンでの軍事作戦の拠点でもあるラムシュタイン基地の爆破を計画していたという。

 連邦検察当局は、容疑者は「イスラム教と関わりのあるテロ組織」のメンバーだとしている。また当局によると3人は4日に逮捕され、国内数か所で捜索が行われたという。

 同日、デンマーク警察当局は国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とのつながりがあるとする8人を逮捕、テロ攻撃を未然に防いだと発表。

 アフガニスタンに兵士3000人を派遣しているドイツでは、過去数か月、高度のテロ警戒態勢を取っていた。(c)AFP