【8月27日 AFP】首都ダッカ(Dhaka)など各地で発生した暴動を受け、22日に主要6都市に無期限外出禁止令が発令されたバングラデシュで、モイーン・U・アーメド(Moeen U Ahmed)陸軍参謀長が、暴動を扇動したとして前政権時代の複数の政治家を非難した。

 26日の国営BSS通信によると、アーメド陸軍参謀長は政府関係者への演説の中で、「腐敗した悪徳政治家らが、共謀して政府のイメージを損なおうとした」と非難した。

 同国は、1月11日に大統領が非常事態宣言を発し、政党政治から軍を後ろ盾とする暫定政権へと移行。総選挙も来年末まで延期された。

 暫定政権は、腐敗撲滅を目指した大規模な取締りを行い、これまでに前首相など主要な政治家150人以上を逮捕している。(c)AFP/Shafiq Alam