【8月27日 AFP】イスラエル政府高官は26日、同国がパレスチナ自治区の穏健派と和平協定を結ぶのを妨害するために、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)がイスラエル国内での「大規模な」自爆攻撃を計画していると警告した。

 同政府高官によれば、毎週開かれる閣議に出席した国内治安機関シャバク(別名シンベト、Shin Beth)の高官が閣僚らに対して、シリアの首都ダマスカス(Damascus)に亡命中のハマス指導者が、ヨルダン川西岸(West Bank)の同組織のテロリストに対してイスラエルへの大規模攻撃を呼びかけていると伝えたという。

 シャバクの高官は、ハマスはマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長が率いるパレスチナ自治政府がイスラエルと協定を結ぶ機会を妨害することを狙っていると語る。アッバス議長の支持基盤でパレスチナ解放機構(PLO)主流派のファタハ(Fatah)は6月、ハマスによってガザ地区(Gaza Strip)から追放されている。(c)AFP