【8月20日 AFP】ナイジェリア南部のリバース(Rivers)州の知事は19日、石油産業をめぐって抗争が続く同州の治安を回復するため、州都ポートハーコート(Port Harcourt)に軍を6か月間駐留させると発表した。

 石油産業が盛んなポートハーコートでは16日、犯罪組織と政府軍による激しい銃撃戦で数十人が死亡。これを受けて州政府は17日、外出禁止令を発令。18日には軍と警察当局が調査に乗り出していた。Celestine Omehia同州知事のスポークスマンによると、知事は調査委員会に対し、6か月後の秩序回復を宣言したという。

 豊富な原油資源を誇るニジェールデルタ地帯(Niger Delta)は長期にわたり、政府と武装グループの対立の中心となってきた。同地帯ではここ数年、石油産業に携わる外国人労働者の誘拐も多発している。(c)AFP