「ダルフールに国連部隊の派遣は必要ない」、AU委員長が見解示す
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【8月13日 AFP】アフリカ連合委員会(African Union Commission)のアルファ・ウマル・コナレ(Alpha Oumar Konare)委員長は12日、スーダン西部ダルフール(Darfur)地方の平和維持活動について、現在展開しているアフリカ連合(AU)軍だけで充分であり、国連維持部隊は必要ないとの見解を示した。
同委員長は、スーダンのオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Beshir)大統領と首都ハルツーム(Khartoum)で会談後、「アフリカ連合軍だけで足りる」と述べた。その上で、活動に要する資金が不足しているとして、「次は国連が、先に約束した(AU軍の活動)資金を拠出する番だ」と指摘した。
現在、ダルフール地方には、アフリカ26か国7000人で構成されるAU軍が展開している。
国連安全保障理事会(UN Security Council)は7月31日、「世界最悪の人道危機」と言われるダルフール紛争に対し、国連とアフリカ連合が合同で最大2万6000人の平和維持部隊を派遣する決議を全会一致で採択している。実現すれば過去最大規模の国連平和維持活動(PKO)となる見通しだ。(c)AFP
同委員長は、スーダンのオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Beshir)大統領と首都ハルツーム(Khartoum)で会談後、「アフリカ連合軍だけで足りる」と述べた。その上で、活動に要する資金が不足しているとして、「次は国連が、先に約束した(AU軍の活動)資金を拠出する番だ」と指摘した。
現在、ダルフール地方には、アフリカ26か国7000人で構成されるAU軍が展開している。
国連安全保障理事会(UN Security Council)は7月31日、「世界最悪の人道危機」と言われるダルフール紛争に対し、国連とアフリカ連合が合同で最大2万6000人の平和維持部隊を派遣する決議を全会一致で採択している。実現すれば過去最大規模の国連平和維持活動(PKO)となる見通しだ。(c)AFP