パキスタン軍、アフガン国境の部族地域を攻撃、外国人戦闘員らを殺害
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【8月8日 AFP】パキスタン軍は8日、アフガニスタン国境付近の部族地域、北ワジリスタン(North Waziristan)地区を前日攻撃し、少なくとも12人の武装勢力を殺害したことを明らかにした。
同軍は7日、武装ヘリコプターや迫撃砲を使い、同地区の中心都市ミランシャー(Miranshah)の西約20キロにある武装勢力の潜伏場所を、3時間にわたり攻撃した。
パキスタン軍のWaheed Arshad報道官はAFPの取材に対し、「未確認情報だが、作戦で死亡した武装勢力にはアラブ人、タジク人、チェチェン人が6-8人含まれているようだ」と語った。このほか武装勢力約10人が負傷したという。
攻撃に先立ち、「武装勢力が同潜伏場所を拠点として治安部隊を攻撃し、その後に拠点に隠れる」との情報が入っていたという。現地の病院によると、攻撃により子どもを含む民間人3人も負傷した。
7月15日に武装勢力が政府軍との和平協定を破棄して以来、この地域では武力衝突が頻発している。同協定の下では、武装勢力側がアフガニスタン側への越境攻撃の停止を約束した引き換えに、パキスタン政府側は国境の山岳地帯に隠れる外国人戦闘員などの掃討作戦を中止するとしていた。それにより米国から批判を受けていた。7日の掃討作戦は、協定が破棄されて以来、最大規模の攻撃とみられる。
同地区では部族らがかくまう形で、アフガニスタンの旧政権タリバン(Taliban)や国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の戦闘員らが潜伏しているとみられている。
アフガニスタンの首都カブール(Kabul)では、9日から部族長の集会「ジルガ(Jirga)」が開かれる予定で、北ワジリスタン地区では部族の長老たちがその準備に当たっていた。(c)AFP/Rana Jawad
同軍は7日、武装ヘリコプターや迫撃砲を使い、同地区の中心都市ミランシャー(Miranshah)の西約20キロにある武装勢力の潜伏場所を、3時間にわたり攻撃した。
パキスタン軍のWaheed Arshad報道官はAFPの取材に対し、「未確認情報だが、作戦で死亡した武装勢力にはアラブ人、タジク人、チェチェン人が6-8人含まれているようだ」と語った。このほか武装勢力約10人が負傷したという。
攻撃に先立ち、「武装勢力が同潜伏場所を拠点として治安部隊を攻撃し、その後に拠点に隠れる」との情報が入っていたという。現地の病院によると、攻撃により子どもを含む民間人3人も負傷した。
7月15日に武装勢力が政府軍との和平協定を破棄して以来、この地域では武力衝突が頻発している。同協定の下では、武装勢力側がアフガニスタン側への越境攻撃の停止を約束した引き換えに、パキスタン政府側は国境の山岳地帯に隠れる外国人戦闘員などの掃討作戦を中止するとしていた。それにより米国から批判を受けていた。7日の掃討作戦は、協定が破棄されて以来、最大規模の攻撃とみられる。
同地区では部族らがかくまう形で、アフガニスタンの旧政権タリバン(Taliban)や国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の戦闘員らが潜伏しているとみられている。
アフガニスタンの首都カブール(Kabul)では、9日から部族長の集会「ジルガ(Jirga)」が開かれる予定で、北ワジリスタン地区では部族の長老たちがその準備に当たっていた。(c)AFP/Rana Jawad