アフガニスタンの韓国人拉致、被害者と見られる女性が電話で救助を要請
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【8月5日 AFP】アフガニスタンで韓国人のキリスト教会関係者ら21人がイスラム原理主義勢力タリバン(Taliban)の人質となっている事件で、タリバンが「人質のうちの1人」と称する女性が4日、AFPに対し電話で助けを求めた。
電話は、女性を拘束していると見られるタリバンメンバーがAFPの記者にかけたもので、後に受話器を受け取った女性は「彼らはわたしたちを殺すと脅している」と泣きながら語った。女性は「Sing Jo-Hin」と名乗っているが、7月19日に南部ガズニ(Ghazni)州で拉致された韓国人23人のなかに「Sing Jo-Hin」という名の人物が含まれているか、現時点で確認は取れていない。
女性は「わたしたちの多くは病気で、日増しに状況は悪化している。食事も睡眠もまったくとっていない。韓国や家族が恋しい」と語り、元韓国外交通商部長官で現国連(UN)事務総長の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-Moon)氏やローマ法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)に対して解放に向けた協力を要請した。
また女性は、韓国政府に対して解放に向けた努力の継続を要請するとともに、アフガニスタン政府にも協力を要請。「世界中の教会は、われわれがいち早く解放されるよう祈って欲しい」と付け加えた。
女性の話によれば、人質21人は複数のグループに分かれて拘束されている。この女性は、ほかの人質3人とともに拘束されており「そのほかの仲間が生存しているかどうかは分からない」という。(c)AFP
電話は、女性を拘束していると見られるタリバンメンバーがAFPの記者にかけたもので、後に受話器を受け取った女性は「彼らはわたしたちを殺すと脅している」と泣きながら語った。女性は「Sing Jo-Hin」と名乗っているが、7月19日に南部ガズニ(Ghazni)州で拉致された韓国人23人のなかに「Sing Jo-Hin」という名の人物が含まれているか、現時点で確認は取れていない。
女性は「わたしたちの多くは病気で、日増しに状況は悪化している。食事も睡眠もまったくとっていない。韓国や家族が恋しい」と語り、元韓国外交通商部長官で現国連(UN)事務総長の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-Moon)氏やローマ法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)に対して解放に向けた協力を要請した。
また女性は、韓国政府に対して解放に向けた努力の継続を要請するとともに、アフガニスタン政府にも協力を要請。「世界中の教会は、われわれがいち早く解放されるよう祈って欲しい」と付け加えた。
女性の話によれば、人質21人は複数のグループに分かれて拘束されている。この女性は、ほかの人質3人とともに拘束されており「そのほかの仲間が生存しているかどうかは分からない」という。(c)AFP