【7月24日 AFP】アフガニスタン旧政権タリバン(Taliban)の報道官は24日、約1週間前に拉致したドイツ人について、持病の糖尿病が悪化し、意識がもうろうとしていると明らかにした。

 タリバンのユスフ・アマディ(Yousuf Ahmadi)報道官は「ドイツ人の容態は非常に深刻だ。意識がない時がほとんどで、担架で運ばなければならない状態だ」と語った。

 この情報が真実かどうかは確認できていない。また、このドイツ人の解放期限は今後タリバン上層部で決定するとしている。

 タリバンはドイツ人2人を拉致し、解放の条件として、収監されている仲間10人の解放とアフガニスタンからのドイツ軍撤退を求めていたが、2人のうち1人は22日に遺体で見つかった。死因ははっきりしていない。

 タリバンは韓国人23人も拉致しており、アフガニスタン政府によって収監されている仲間23人を解放しなければ全員を殺害すると予告。交渉期限を24日GMT午後2時半に延長している。(c)AFP