【7月15日 AFP】英日曜紙の「サンデー・テレグラフ(The Sunday Telegraph)」は、イラク駐留英兵の死亡率が、2003年のイラク開戦以来初めて、米兵の死亡率を上回ったと報じた。
 
 2006年5月から2007年6月にかけての犠牲者数を調査・分析したRoyal Statistical Societyの統計によると、イラク駐留英兵5500人のうち、今年2月5日から6月24日にかけて死亡したのは23人。一方、同じ期間のイラク駐留米兵の犠牲者は、16万5000人中463人だった。1000人当たりの年間死者数に換算すると、英国は8.8人
、米軍は7.3人となり、割合としては英国の方が高くなるという。

 これに対し英国防省は、半年や1年ごとの比較では単純すぎると反論している。イラクでは2003年の開戦以来これまでに、159人の英国兵が死亡した。(c)AFP