【7月7日 AFP】パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)で急進派の神学生らが「赤いモスク(Red Mosque)」に立てこもっている事件で、警察当局は7日、男子学生用のイスラム神学校「ジャミア・フレディア(Jamia Faridia)」に突入、制圧したと発表した。

 治安部隊高官によると「警察は建物内に踏み込み、中にいた学生らを拘束し別の場所に連行した」という。

 同校の建物は立てこもりが続くモスクや女子学生用のイスラム神学校「ジャミア・ハフサ(Jamia Hafsa)」から3キロ離れた場所にあり、警察は同校が「赤いモスク」の「発電所」だと位置づける。

 イスラム原理主義勢力「タリバン(Taliban)」寄りの急進派、同モスクの指導者の1人アブドル・アジズ(Abdul Aziz)師は、4日に女装して逃亡を試みたところを逮捕されている。(c)AFP