モスク立てこもり事件、副指導者は「投降よりは死を」
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【7月6日 AFP】パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)でイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)系のイスラム急進派「赤いモスク(Red Mosque)」の神学生らがモスク内に立てこもりを続けている事件で6日、副指導者のアブドル・ラシッド・ガジ(Abdul Rashid Ghazi)師は投降するよりは死を選ぶと宣言した。
ガジ師はジオ(Geo)テレビに対し、「われわれは降伏よりは殉教を選ぶと決心した。死の覚悟はできている。治安部隊には屈しない」と語った。
声明の最後でガジ師は「これが最後の会話となるだろう」と述べた。
ガジ師は、最高指導者アブドル・アジズ(Abdul Aziz)師の弟。アジズ師は4日、女装してモスクから逃走を試みたところを逮捕されている。
5日夜、ガジ師はパキスタン政府に対し条件付きで投降を示唆したが、政府側はこれを拒否した。現在のところ、政府側からの目立った動きはない。
モスク内に立てこもりを続けている武装した神学生らと治安部隊との衝突は6日で4日目を迎え、これまでに19人が死亡している。また、モスク内の武装グループが「人間の盾」として利用するため、学生らの投降を阻止しているとの情報もある。(c)AFP/Masroor Gilani and Nasir Jaffry
ガジ師はジオ(Geo)テレビに対し、「われわれは降伏よりは殉教を選ぶと決心した。死の覚悟はできている。治安部隊には屈しない」と語った。
声明の最後でガジ師は「これが最後の会話となるだろう」と述べた。
ガジ師は、最高指導者アブドル・アジズ(Abdul Aziz)師の弟。アジズ師は4日、女装してモスクから逃走を試みたところを逮捕されている。
5日夜、ガジ師はパキスタン政府に対し条件付きで投降を示唆したが、政府側はこれを拒否した。現在のところ、政府側からの目立った動きはない。
モスク内に立てこもりを続けている武装した神学生らと治安部隊との衝突は6日で4日目を迎え、これまでに19人が死亡している。また、モスク内の武装グループが「人間の盾」として利用するため、学生らの投降を阻止しているとの情報もある。(c)AFP/Masroor Gilani and Nasir Jaffry