【6月28日 AFP】ガザ地区(Gaza Strip)北部および南部へのイスラエル軍の攻撃で27日、パレスチナ人11人が死亡し40人以上が負傷した。医療関係者が伝えた。

 この攻撃は、ハマス(Hamas)武装組織が15日にガザ地区を制圧した後としては最大規模。

 26日夜から翌未明にかけ、イスラエル軍がガザ市(Gaza City)東部を攻撃し、武装するパレスチナの兵士と衝突、パレスチナ人9人が死亡したほか20人が負傷、そのうち7人が重傷となっている。

 また医療関係者によると、ガザ地区南部のハン・ユニス(Khan Yunis)でも武装グループのメンバー2人が死亡。

 死亡した武装グループのメンバーは合計7人で、うち3人がイスラム聖戦(Islamic Jihad faction)の戦闘員、2人がハマス戦闘員、2人がファタハ系武装組織「アルアクサ殉教者旅団(%%%al-Aqsa Martyrs Brigades%)」の戦闘員。一方で、12歳の子どもを含む3人の民間人も犠牲となっている。

 AFPの集計データによると、2000年9月にパレスチナにおける紛争が再燃して以来犠牲者の数は5765人に膨れ上がっており、その大半はパレスチナ人である。(c)AFP