政府軍が石油関連施設を襲撃、戦闘員12人が死亡、拘束中の人質を一部解放
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【6月22日 AFP】ナイジェリア政府軍は21日、イタリアの石油会社アジップ(Agip)が操業する石油関連施設を襲撃、反政府勢力の戦闘員12人を殺害し、同施設で5日前から拘束されているナイジェリア人の人質27人のうち数人を解放した。政府軍当局が発表した。
政府軍当局がAFPに明らかにしたところによると、政府軍は南部の石油産油地帯ニジェールデルタ(Niger Delta)のバイエルサ(Bayelsa)州にある同石油関連施設から戦闘員を排除、また「数人の」人質を救出したという。ただし、残りの人質の安否は不明となっている。
殺害された戦闘員は17日に同施設を襲撃、現地作業員16人と警備にあたっていた兵士11人を拘束した。
ニジェールデルタ地域では誘拐や武力攻撃が頻発しており、2006年初頭から外国人約200人、また多数の現地人が誘拐されている。
石油産出量が豊富な同地域での収益の大半は連邦政府が得ているが、誘拐や攻撃の実行犯が所属する反政府勢力などの組織は、同地域に対しその収益の配分を増やすよう要求している。
反政府グループの1つ、デルタ人民志願軍(Niger Delta People’s Volunteer Force)の指導者で、2005年から国家反逆罪で拘束されていたムジャヒド・ドクボ・アサリ(Mujahid Dokubo Asari)氏が、前週健康上の理由で一時釈放されたことにより、同地域での暴力事件が減少するのではないかとの期待が高まっている。(c)AFP
政府軍当局がAFPに明らかにしたところによると、政府軍は南部の石油産油地帯ニジェールデルタ(Niger Delta)のバイエルサ(Bayelsa)州にある同石油関連施設から戦闘員を排除、また「数人の」人質を救出したという。ただし、残りの人質の安否は不明となっている。
殺害された戦闘員は17日に同施設を襲撃、現地作業員16人と警備にあたっていた兵士11人を拘束した。
ニジェールデルタ地域では誘拐や武力攻撃が頻発しており、2006年初頭から外国人約200人、また多数の現地人が誘拐されている。
石油産出量が豊富な同地域での収益の大半は連邦政府が得ているが、誘拐や攻撃の実行犯が所属する反政府勢力などの組織は、同地域に対しその収益の配分を増やすよう要求している。
反政府グループの1つ、デルタ人民志願軍(Niger Delta People’s Volunteer Force)の指導者で、2005年から国家反逆罪で拘束されていたムジャヒド・ドクボ・アサリ(Mujahid Dokubo Asari)氏が、前週健康上の理由で一時釈放されたことにより、同地域での暴力事件が減少するのではないかとの期待が高まっている。(c)AFP