ファタハが西岸で攻勢、パレスチナ分裂の危機
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【6月17日 AFP】イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)がガザ地区の支配を確立しつつある中、ヨルダン川西岸(West Bank)では16日、マフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長率いるファタハ(Fatah)の戦闘員がハマスに対して攻勢をかけた。
ファタハの戦闘員は議会を襲撃し、またハマスと関連のある医療施設や学校、テレビ・ラジオ局などの施設を次々と破壊した。
前日の15日には、ハマスがガザ地区(Gaza Strip)をほぼ制圧しており、現在、覆面をしたハマスの戦闘員が街を闊歩(かっぽ)している。
アッバス議長はハマスによるガザ地区の制圧について「軍事クーデター」であると非難。今回の制圧で、パレスチナはガザ地区とヨルダン川西岸とで真っ二つに分かれたかたちとなった。
パレスチナ自治政府の高官はフランス通信(AFP)に対し、新内閣の組閣に向かうアッバス議長に対して米国が協力と経済援助の再開を伝えたと述べているが、米国側の確認は今のところない。
分裂状態の修復と独立国家成立に向けて、新内閣は17日午後にも組閣される。(c)AFP/Nasser Abu Bakr
ファタハの戦闘員は議会を襲撃し、またハマスと関連のある医療施設や学校、テレビ・ラジオ局などの施設を次々と破壊した。
前日の15日には、ハマスがガザ地区(Gaza Strip)をほぼ制圧しており、現在、覆面をしたハマスの戦闘員が街を闊歩(かっぽ)している。
アッバス議長はハマスによるガザ地区の制圧について「軍事クーデター」であると非難。今回の制圧で、パレスチナはガザ地区とヨルダン川西岸とで真っ二つに分かれたかたちとなった。
パレスチナ自治政府の高官はフランス通信(AFP)に対し、新内閣の組閣に向かうアッバス議長に対して米国が協力と経済援助の再開を伝えたと述べているが、米国側の確認は今のところない。
分裂状態の修復と独立国家成立に向けて、新内閣は17日午後にも組閣される。(c)AFP/Nasser Abu Bakr