【6月16日 AFP】国連（United Nations、UN）と欧州連合（European Union、EU）、および米露両国の4者による中東カルテット（Middle East Quartet）の代表らは15日、情勢の悪化が伝えられるパレスチナ自治区のガザ地区（Gaza Strip）の事態収拾に向け電話会談を実施した。EU高官が明らかにした。

　ベニタ・フェレロワルトナー（Benita Ferrero-Waldner）EU委員（対外関係・欧州近隣国政策）はガザ地区の現状について、「非常に憂慮している」との懸念を表明。

　現地では、イスラム原理主義組織ハマス（Hamas）との間で派閥間抗争が激化しパレスチナ解放機構（PLO）主流派のファタハ（Fatah）が敗走、ハマスがガザ地区をほぼ制圧していた。(c)AFP