【エルサレム/イスラエル 17日 AFP】国内紙が16日、イスラエル、シリア両政府が和平協定締結で合意したと報じた。報道では過去2年間にわたる非公式協議の末、合意に至ったとされ、併せてイスラエル軍がゴラン高原(Golan Heights)に展開中の部隊を撤退させる見通しであるとしている。一方で両政府は、会合の事実と報道内容を否定した。ゴラン高原は1967年、6日間続いた第3次中東戦争でイスラエル軍が占領。その後、1981年にイスラエル領への併合が宣言されていた。写真は同日、ゴラン高原のイスラエル軍駐屯地跡。同地からはシリアを見通すことができ、首都ダマスカス(Damascus)への距離と、イスラエル首相官邸までの距離を示す標識が設置されている。(c)AFP/DAVID FURST