【1月15日 AFP】2014年ソチ冬季五輪大会組織委員会は14日、聖火リレーで使用するトーチを発表した。

 軽量なアルミでできた長さ95センチのトーチは、全体が羽根のような形をしており、輪になった部分の内側が赤色で縁取られている。

 デザイナーのウラジーミル・ピロジコフ(Vladimir Pirozhkov)氏はロシア国営放送に対し、「火の鳥のイメージを元に製作しました」とコメントし、誰もが追い求めている幸運と幸せを象徴していると語った。火の鳥は、ロシアの民話に出てくる空想上の生き物。

 同組織委員会によると、つや消しのシルバーが氷を表し、赤はリゾートを取り囲む山々から燃え上がる火を表現している。

 聖火リレーは2013年10月にギリシャでスタートし、過去の冬季五輪開催地などを通ってソチのある黒海まで6万5000キロ以上の距離をつなぐ。聖火を国際宇宙ステーションに運ぶというプランも掲げていたロシアだが、リレーの具体的なルートはまだ発表されていない。

 ソチ冬季五輪の開幕は2014年2月7日となっている。(c)AFP