【3月4日 AFP】2010年バンクーバー冬季五輪で過去最悪の成績に終わったロシアのレオニード・チャガチェフ(Leonid Tyagachev)五輪委員会(Russian Olympic CommitteeROC)会長が辞任した。同国のインタファクス(Interfax)通信が3日伝えた。

 五輪委員会の報道官は「詳しい動機は分からないが、バンクーバー五輪での成績に関係しているようだ」としている。会長はすでに辞表に署名したという。

 ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は1日、バンクーバー五輪でのロシア選手の成績が過去最悪だったことを受け、関係者らの辞任を促した。

 ロシアがバンクーバー五輪で獲得したメダルは15個で11位、金メダルはわずか3個で、2014年に同国で開催されるソチ冬季五輪での成績が懸念されている。

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