【1月20日 AFP】カナダ・フリースタイルスキー連盟(Canadian Freestyle Ski Association、CFSA)は19日、練習中の転倒で危篤状態が続いていた女子ハーフパイプのサラ・バーク(Sarah Burke)選手が死去したと発表した。29歳だった。

 バーク選手の治療にあたっていたユタ大学付属病院(University of Utah Medical Center)の医師団は、家族に見守られながら午前9時22分に亡くなったことを明らかにした。

 10日の練習中に転倒し、脊椎の動脈を切断する重傷を負ったバーク選手は、11日に手術を受けたものの、心肺停止による脳の損傷が激しく、危篤状態が続いていた。

 バーク選手の家族は「これまでサラを暖かくサポートしてくださったすべての人に深く感謝します」とコメントし、臓器移植提供に協力することを発表している。

 ウインターXゲームズ(Winter X Games)で4度の優勝を誇るバーク選手は、フリースタイルスキー女子ハーフパイプの第一人者として活躍し、正式種目として採用される2014年ソチ冬季五輪では、メダル獲得が期待されていた。(c)AFP