【12月8日 AFP】12-13フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは7日、ロシア・ソチ(Sochi)のアイスバーグ・スケーティング・パレス(Iceberg Skating Palace)で男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、高橋大輔(Daisuke Takahashi)が92.29点で首位に立った。

 2010世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2010)優勝者で、バンクーバー冬季五輪銅メダリストの高橋は、2014年ソチ冬季五輪が行われる1万2000人収容の同会場で、世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)で2連覇を果たしているカナダのパトリック・チャン(Patrick Chan)を上回る輝きを見せた。

 高橋はロックンロールのメドレーに乗せてミスのない見事な演技をみせ、シーズンベストを記録した。

 高橋は、「今シーズン初めてショートプログラムで4回転ジャンプを成功できて満足しています。ここ数日ベストコンディションではなかったですが、練習の成果が出ました」と語った。

 優勝候補、絶対王者のチャンは4回転では成功した着氷をコンビネーションジャンプで失敗して転倒したものの、高橋と同じくシーズンベストを記録し89.29点で2位につけた。

 出場6選手のうち4人が日本人選手というこの大会、この日18歳の誕生日を迎えた羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が87.17点で3位、小塚崇彦(Takahiko Kozuka)は86.39点で4位につけた。5位には80.19点でスペインのハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez)、6位には70.58点で町田樹(Tatsuki Machida)がつけている。(c)AFP