【12月5日 AFP】バンクーバー冬季五輪フィギュアスケート・女子シングルの金メダリスト、金妍児(Yu-Na Kim、キム・ヨナ)が約18か月ぶりに競技活動を再開し、5日に開幕するNRW杯(NRW Trophy 2012)に出場すると4日、金妍児のマネジメント会社が発表した。

 自国では「クイーン妍児」として知られている金妍児は、2010世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2010)で銀メダルを獲得した後、競技活動を停止。その1年後の2011世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2011)で再び2位を飾ったのを最後に、表舞台には立っていなかった。

 5日から9日にかけてドイツ・ドルトムント(Dortmund)で開催されるNRW杯は、選手が世界選手権への出場に必要なポイントを得る目的で出場することで知られており、そこで金妍児は、2013年世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2013)出場のために必要なポイントの獲得を狙う。

 金妍児は2014年のソチ冬季五輪を最後に引退することを7月に表明しており、引退後は国際五輪委員会(International Olympic CommitteeIOC)の委員を目指すとしている。

 米国のトップスケーター、ミシェル・クワン(Michelle Kwan)の姉の夫であるピーター・オプガード(Peter Oppegard)氏との契約が4月に切れた後、キムは10月に幼少期からのコーチ2人を再び迎え入れ、再始動している。(c)AFP