【11月18日 AFP】12-13フィギュアスケートGPシリーズ第5戦エリック・ボンパール杯(Trophee Eric Bompard 2012)は16日、パリ(Paris)のベルシー体育館(Palais omnisports de Paris-Bercy)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、無良崇人(Takahito Mura)が154.03点を記録し、合計230.68点で優勝を果たした。

 21歳の無良は『将軍(Shogun)』に乗せた演技で3回転フリップでのミスと演技時間に関する減点があったものの、
合計227.63点としたジェレミー・アボット(Jeremy Abbott、米国)を上回り、逆転でシニア大会初優勝を飾った。ショートプログラム(SP)で首位に立っていたアボットは、背中の痛みのため満足のいくジャンプができなかった。

 スケート・カナダ(2012 Skate Canada International)を8位で終えたため、GPファイナルへのチケットを逃した無良は優勝について、「正直に言って自分でも驚いています。去年は、こういう大会で優勝できるなんて想像もできなかった」とコメントしている。

 SPで7位につけていたフランスのフローラン・アモディオ(Florent Amodio)が合計214.25点で3位に入った。また、フランスのブライアン・ジュベール(Brian Joubert)は合計210.16点で4位だった。(c)AFP