【6月14日 AFP】国際スケート連盟(International Skating UnionISU)は12日、世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)の男子シングルで3度の金メダルに輝いたエフゲニー・プルシェンコ(Yevgeny Plushenko、ロシア)に対し、競技資格を回復させる決定を下した。

 ロシア・フィギュアスケート連盟(Figure Skating Federation of RussiaFSFR)のワレンティン・ピセエフ(Valentin Piseyev)常任理事は「ISUの審議委員会が本日、プルシェンコのアマチュアとしての地位の回復を全会一致で決定した」と語った。

 これにより、プルシェンコの2014年ソチ冬季五輪出場に青信号が灯った。

 2006年のトリノ冬季五輪で金メダル、02年のソルトレイク冬季五輪と10年のバンクーバー冬季五輪で銀メダルを獲得しているプルシェンコは、2010年の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2010)をひざの負傷のため棄権したものの、その後エキシビションの大会にISUの承認なく出場したことにより、競技会出場の資格をはく奪されていた。

 2011年に入りプルシェンコは、FSFRを通しISUに対してアマチュア資格の回復を要請する書簡を提出していた。(c)AFP