【3月24日 AFP】フランス・アイス・スポーツ連盟(Federation Francaise des Sports de GlaceFFSG)は22日、2012年に同国で開催予定の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)の開催権を、震災に見舞われた日本へ譲渡すると申し出た。

 FFSGのディディエ・ゲヤゲ(Didier Gailhaguet)会長は、「2011世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2011)の開催を返上せざるを得なくなったこの残酷な事態に見舞われた日本、日本の人びと、日本スケート連盟(Japan Skating FederationJSF)に、心からの連帯を示す。我々が国際スケート連盟(International Skating UnionISU)に提案する解決法は、JSFに現在の状況から立ち直る機会と十分な準備期間を与えるだろう」と、声明で発表した。

 日本は東北地方太平洋沖地震を受け、21日から開催予定だった2011年大会の開催を返上した。ISUは現在、5月末までに大会を開催する代替地の早期選定を目指しており、29日午後まで開催候補地を募っている。すでにモスクワ(Moscow)と、2010年大会の開催地トリノ(Turin)が意欲を見せている。

 2012年大会は現在のところ南フランスのニース(Nice)またはモンペリエ(Montpellier)での開催が予定されている。(c)AFP