【3月17日 AFP】2010年バンクーバー冬季五輪フィギュアスケート女子シングルで銅メダルを獲得したジョアニー・ロシェット(Joannie Rochette、カナダ)が、イタリアのトリノ(Turin)で開催される世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2010、22日から28日まで)を欠場すると発表した。

 ロシェットは銅メダルを獲得した4日前に、心臓発作で母を亡くしていた。

 カナダスケート連盟(Skate Canada)は、ロシェットが世界の舞台で戦うにはこの数週間で負った心のダメージは大きすぎるとし、代わりにミリアン・サムソン(Myriane Samson)の出場を発表している。

 ロシェットは「ここ数週間に起こった全てのことで、膨大な練習時間を失ってしまいました。つまり、選手権で満足なスケートをしたり、再び表彰台に挑むだけの準備が精神的にも肉体的にもできていないのです」と声明を発表している。(c)AFP

【関連記事】
浅田は銀メダル キム・ヨナが金、バンクーバー冬季五輪
ロシェットの母が心臓発作で死去、バンクーバー冬季五輪