【2月22日 AFP】2010年バンクーバー冬季五輪、フィギュアスケート女子シングルに出場するカナダのジョアニー・ロシェット(Joannie Rochette)の母テレーズ(Therese)さんが21日、心臓発作のためバンクーバー総合病院(Vancouver General Hospital)で亡くなった。55歳だった。

 09世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2009)で2位だったロシェットには、同種目カナダ女子初の金メダル獲得の期待が寄せられている。

 ロシェットの家族は20日にバンクーバー入りし、テレーズさんは21日早朝に病院に運ばれていた。

 カナダスケート連盟(Skate Canada)のベノワ・ラボア(Benoit Lavoie)会長は、父ノルマン(Normand)さんが選手村のロシェットに訃報を伝え、同選手は23日のショートプログラム(SP)に出場する意向であると明かしている。

 ロシェットは21日朝に行われたSPの滑走順抽選には現れなかったが、同日午後の公式練習には参加している。

 カナダ選手権(Canadian Figure Skating Championships)6連覇中のロシェットは、カナダ女子では1988年カルガリー五輪のエリザベス・マンリー(Elizabeth Manley)さん以来の表彰台入りを目指している。(c)AFP