【1月21日 AFP】(写真追加、記事更新)フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2010)ペア・フリースケーティング(FS)。ショートプログラム(SP)で2位につけていた川口悠子(Yuko Kawaguchi)/アレクサンドル・スミルノフ(Alexander Smirnov)組(ロシア)が139.23点を記録し、合計213.15点で初優勝を果たした。

 大会3連覇中だったアリオナ・サフチェンコ(Aliona Savchenko)/ロビン・ショルコウィー(Robin Szolkowy)組(ドイツ)は、合計211.72点で総合2位に終わった。総合3位には合計202.03点でマリア・ムホルトワ(Maria Mukhortova)/マキシム・トランコフ(Maxim Trankov)組(ロシア)が入った。

 世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)2連覇中のサフチェンコ/ショルコウィー組は、SPを終えて川口/スミルノフ組に0.20点のリードをつけていたが、FSでミスを犯し、1.43点をつけられて逆転を許した。

 川口/スミルノフ組は、トリプルトーループの着地で川口が少しバランスを崩したが、「感傷的なワルツ(Valse Sentimentale)」と「美しき青きドナウ(The Blue Danube)」にのせて力強い演技を披露し、逆転に成功した。川口は「観客からエネルギーをもらい、それを返すことができた。五輪で最高のパフォーマンスができるよう挑戦し続けたい」と話している。

 川口は2006年にスミルノフとペアを結成し、2009年1月にはロシア国籍を獲得していた。(c)AFP/Emmeline Moore