【12月20日 AFP】11月に足の手術を受けたフィギュアスケートのブライアン・ジュベール(Brian Joubert、フランス)が19日、1月に開催される2010年欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2010)で復帰することが明らかになった。

 11月のNHK杯(NHK Trophy 2009)で優勝したジュベールは、練習中に足を負傷し、12月3日から6日まで開催されたGPシリーズ・ファイナル(Figure Skating Grand Prix Series Final 2009-10)の欠場を余儀なくされた。

 ジュベールのコーチを務めるローラン・デュプイー(Laurent Depouilly)氏は、同選手が2月のバンクーバー冬季五輪に向けて復帰段階にあり、1月19日から24日までエストニアのタリン(Tallinn)で開催される欧州選手権に出場する決断を下したと発表している。

 デュプイー氏は「状況は厳しいが、五輪に向けて準備するためにも、彼はタリン行きを断念することができなかった」と語っている。

 07世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2007)王者のジュベールは、2月12日から28日まで開催されるバンクーバー五輪が3度目の五輪となる。

 2007年2月にも練習中に今回と同じようなけがをしたジュベールだが、そのときはわずか4日で復帰している。

 ジュベールは7日に練習に復帰し、15日に初めてトリプルルッツを跳んだと明かすデュプイー氏は「彼はまだ不安を抱えている。われわれは彼がまだ十分ではないと考えているが、明らかによくなっている」と語っている。

 なお、ジュベールは22日にフランスのクーシュベル(Courchevel)で行われるイベントに参加する予定となっている。(c)AFP