【11月10日 AFP】トリノ五輪フィギュアスケート女子シングルの銀メダリスト、サーシャ・コーエン(Sasha Cohen、米国)が9日、右ふくらはぎの腱炎(けんえん)のため、ニューヨークのレイクプラシッド(Lake Placid)で開催されるGPシリーズ第5戦スケート・アメリカ(Skate America 2009、12日開幕)の欠場を発表した。

 公式大会から3年間遠ざかっているコーエンはバンクーバー冬季五輪での復帰を願っているが、同箇所のけがのため、GPシリーズ第1戦エリック・ボンパール杯(Trophee Eric Bompard 2009)を欠場していた。

 コーエンは「しばらく、けがに苦しんでます。かかりつけの整形外科医と相談した結果、完全に回復するためにも今週の大会に出場しないことが決定しました」と語っている。

 コーエンは5月、バンクーバー冬季五輪出場に向け、競技への復帰を発表していた。コーエンは今後、五輪出場権が懸かる全米選手権(AT&T U.S. Figure Skating Championships 2010)に向け、練習を積み、治療を続ける。全米選手権は、2010年1月14日から24日までワシントン(Washington)州スポケーン(Spokane)で開催される。

 米国代表としてバンクーバー冬季五輪に出場できるのは、2選手のみとなっている。(c)AFP

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