【東京 24日 AFP】07世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2007)、女子シングル・フリースケーティング(FS)。ショートプログラムで2位につけた日本の安藤美姫(Miki Ando)は、この種目でパーソナルベストとなる127.11点を出し、合計でもパーソナルベストとなる195.09点を記録、逆転で大会初優勝を果たした。2位には194.45点を記録した日本の浅田真央(Mao Asada)が入り、3位には186.14点を記録した韓国の金妍児(Yu-Na Kim、キム・ヨナ)が入った。

■逆転での初優勝を果たした安藤

 安藤は、1989年の伊藤みどり(Midori Ito)、94年の佐藤有香(Yuka Sato)、2004年の荒川静香(Shizuka Arakawa)に次いで、4人目の日本人チャンピオンとなり、「女子シングルは最後の種目で、さらに最終滑走だったので緊張を抑えるのが難しかった。それでも昨日のショートプログラムに続いて、フリーでもパーソナルベストを出せてうれしい。そして日本で開催された世界選手権で優勝できたことが本当にうれしい」と喜びを語った。

■完璧な演技で追い上げた浅田

 ショートプログラムで5位と出遅れた浅田は、ミスのない完璧な演技を見せ、この種目でのパーソナルベストとなる133.13点を記録し、合計194.45点で2位に入り、銀メダルを獲得した。

■ジャンプでのミスが響いた金妍児

 ショートプログラムで2位に3.97点差を付け首位に立った、06-07グランプリシリーズ・ファイナル(Figure skating Grand Prix Series Final 2006-07)の覇者・金妍児は、トリプルルッツ-ダブルトーループのコンビネーションジャンプなどジャンプでのミスが響き、この種目4位となる114.19点に終わり、合計186.14点で3位となった。

 写真は、授与されたメダルを手に記念撮影に臨む(左から)金妍児、安藤、浅田。(c)AFP/YOSHIKAZU TSUNO