【6月7日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2013)は6日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-0、6-1で第5シードのサラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)を下し、決勝進出を果たした。

 セレーナは、昨年の準優勝者であるエラーニをわずか46分で退け、2連覇を狙うマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)との決勝への切符を手に入れた。

 全仏では唯一優勝した2002年大会以来の決勝に進出していなかったセレーナだが、この勝利で連勝記録を30に伸ばし、自身にとって20度目となる四大大会(グランドスラム)ファイナル出場を決定づけた。

 身長175センチメートルで70キログラムのセレーナは、164センチメートル、60キログラムの小柄なエラーニをパワーで圧倒し、40本のウィナーを奪った。一方のエラーニは2本のウィナーを決めるに留まり、セレーナのサービスゲームではわずか5ポイントしか挙げることができなかった。

 準決勝ではスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)とのおよそ2時間にも及ぶフルセットを強いられたセレーナは、この試合では「自分に言い聞かせていたわ。『セレーナ、とにかく集中しなさい』って。そしてその通りにしたの」と話す。

「マリアとの試合は、もうちょっと違うアプローチで臨まなければいけないわね。彼女はすごい選手だから。でも11年ぶりに決勝に出場できるのは素晴らしいことだわ」

 シャラポワとの対戦成績を13勝2敗としているセレーナは、8日の決勝では優勝候補と見なされている。シャラポワが最後にセレーナを破ったのは9年前にまでさかのぼる。(c)AFP/Dave JAMES