【6月3日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2013)は2日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-1、6-3で第15シードのロベルタ・ビンチ(Roberta Vinci、イタリア)を退け、準々決勝に進出した。

 セレーナは、女子ダブルス世界ランク1位のビンチをわずか70分で一蹴。またしても圧勝で白星を挙げ、11年ぶり2度目の全仏オープンタイトル獲得に一歩前進した。セレーナは今大会ここまでの4試合で、わずか10ゲームしか落としていない。

 続く準々決勝の相手、ロシアのスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova)とは2009年大会で顔を合わせており、その際はセレーナが敗れて準々決勝で敗退した。勝ったクズネツォワはその後、同大会のチャンピオンに輝いている。

 ベスト8の対戦を前に、セレーナはクズネツォワとは常に厳しい戦いを覚悟していると語った。

「前回ここで戦った時は彼女が勝っているから、やる気を出しているだろうと思うわ。最近彼女は強さを取り戻しつつある。彼女には失うものが何一つなく、勝って得るものは大きい。結果も求めているだろうし、何より優勝経験がある」

「今年のクレーシーズンでは何度か苦しい試合があった。次の一戦も間違いなくそうなると思うわ」

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