【5月27日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2013)は26日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第30シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)は6-7、7-6、4-6でポーランドのウルシュラ・ラドワンスカ(Urszula Radwanska)に敗れた。

 7度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇る32歳のヴィーナスが、10歳年下のウルシュラ・ラドワンスカに屈し、2001年大会でバルバラ・シェット(Barbara Schett、オーストリア)に敗れて以来となる、12年ぶりの初戦敗退を喫した。

 ここ数週間、腰の痛みに悩まされているヴィーナスは、第1セットを落とした後、第2セットのタイブレークでは0-4から驚異的な巻き返しを見せ、連続で7ポイントを奪ってセットを奪った。

 しかしヴィーナスの粘りもそこまでで、第3セットではウルシュラが2度目のマッチポイントをものにして試合を制し、2年連続となる初戦突破を果たした。

 世界ランク4位のアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska)の妹にあたるウルシュラは、2回戦で予選から勝ち上がったドイツのディナ・フィーゼンマイヤー(Dinah Pfizenmaier)と対戦する。

 前年大会(French Open 2012)では姉のアニエスカに敗れて2回戦で姿を消しているヴィーナスは、サーブの妨げになっている腰の故障をいち早く治すことができたら、この先のグラスコートシーズンでパフォーマンスを改善することができると言い、引退は考えていないと語る。

「難しいからといって、ただあきらめることはしないわ。努力は続ける。去年はとても大変だったけど、たくさん成功を収めることもできた。だから今年も、もっと勝てると思ってやり続けるつもり」

(c)AFP/Dave James