【5月20日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2013)は19日、女子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-1、6-3で第3シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)を下し、優勝を飾った。

 21日に開幕する全仏オープン(French Open 2013)を前に、セレーナが2002年以来となる2度目のローマ制覇を果たした。

 世界ランク1位のセレーナは、アザレンカから3度のブレークを奪って第1セットを圧倒的に支配。第2セットは接戦となったものの、最終的にはセレーナが全仏オープンの優勝候補たるゆえんを発揮し、通算51度目の優勝に輝いた。

 2月のカタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2013)ではアザレンカに敗れ優勝を逃しているセレーナだが、この勝利で連勝記録を24試合に更新し、アザレンカとの直接対戦成績を12勝2敗とした。

 試合結果はストレート勝利だったものの、セレーナは実際の試合の内容はスコアで見るよりも互角だったと語る。

「すごい接戦だったわ。最初の3ゲームは20分以上の長さだったし、簡単な試合ではなかった。ただ、チャンスが到来した時、私はそれを生かすことができた。ビクトリアも同じようにしたと思うけど、私の方が良いショットに恵まれた」

 一方のアザレンカも「セレーナが素晴らしいプレーを見せたのは確かだけど、スコアは試合の内容をありのままには表していないと思う」と話したが、セレーナのほうが重要な場面で力を発揮したことを認めた。

「ここ1年半くらいセレーナは、彼女のキャリア最高レベルの好調ぶりをみせているわ。そしてこの試合では、ここぞという場面で私よりも優れたプレーをした」

(c)AFP/Justin DAVIS