【5月19日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2013)は18日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-3、6-0でルーマニアのシモナ・ハレプ(Simona Halep)を下し、決勝に進出した。

 翌週に開幕を控えた全仏オープンテニス2013(French Open 2013)に向けて調整を図るセレーナが圧勝して、ここまで夢のような1週間を過ごしてきたハレプの戦いに終止符を打った。

 過去15度の四大大会(グランドスラム)優勝を誇るセレーナは、ここまでの連勝記録を23に伸ばした。決勝戦で対する第3シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)には、2月にドーハ(Doha)で行われたカタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2013)の決勝で敗れている。

 アザレンカは準決勝で第7シードのサラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)と対戦し、雨の影響で2度、さらにエラーニが開始3ゲームを連続で落とした後にコーチを呼ぶなど、幾度の中断に見舞われながら6-0、7-5とストレート勝利で決勝進出を決めている。

 全仏オープンに思い入れのあるセレーナは昨年大会の初戦、フランスのビルジニー・ラザノ(Virginie Razzano)に敗れてまさかの1回戦敗退を喫しており、今年はその雪辱を期している。

 この日の試合後にセレーナは、2時間の練習を行った後にようやく記者団に対応し、「プレーの内容に不満があったの。ここでの決勝と来週に向けていくつか修正すべき点があったのよ」とコメントした。

 ドーハで敗れているアザレンカについて聞かれると、明日はまったく違った戦いになることを期待していると答えた。

「(ドーハの)試合では彼女のプレーがよかったし、私自身も満足のいく戦いだった。厳しい大会で、私はチャンスをうまく生かせなかったけど、彼女は勝負所でしっかりポイントを取っていた」

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