【5月18日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2013)は17日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が体調不良のため棄権した。

 これによりシャラポワとの対戦を予定していた第7シードのサラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)が、不戦勝で準決勝に進出した。世界ランク6位のエラーニは準決勝で大会第3シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)と対戦する。

 世界ランク2位のシャラポワは前夜からの発熱と体調不良で、来週開幕する全仏オープンテニス2013(French Open 2013)までに回復の時間を取れないという判断のもと棄権を決意したと明かした。

 シャラポワの大会途中棄権は過去数少ない出来事だが、先週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2013)から既に体調を崩しており、過密スケジュールによって全仏オープンのチャンスの芽を摘むことはしたくなかったと語った。

 「多くの予定を抱えていて、そのどれもが大切だけれど、全仏オープンに向けて賢い決断をすることは重要なことだった」とシャラポワは語った。

 実際は16日が彼女の恋人の誕生日だったことが理由ではないのかと質問が飛ぶと、「それは質問?それとも批判?全く関係のない話だと思いますが」とシャラポワは返した。(c)AFP