【4月29日 AFP】女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2013)は28日、ドイツのシュツットガルト(Stuttgart)でシングルス決勝が行われ、大会第1シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が6-4、6-3で第2シードの李娜(Na Li、ナ・リー、中国)を下し、優勝を飾った。

 シャラポワは93分で試合を制し、今季初出場のクレーコート大会で勝利を飾ったとともに、同大会2連覇を果たした。

 決勝までの3試合すべてではフルセットにまで持ち込まれた末、辛勝しているシャラポワだが、大会最後に最高のプレーを見せて李にストレート勝ちを収めた。

 シャラポワは第1セットで2度ブレークし、その後李に1度ブレークを奪われるものの、最初のセットポイントをものにして第1セットを先取する。

 第2セットでシャラポワのプレーはますます熱を増し、李から2度のブレークを奪う一方で、自身のサービスゲームは難なくキープして試合を制した。

 直近に李と対戦した1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournamnt 2013)の準決勝では敗戦を喫していた世界ランク2位のシャラポワは、「今大会で一番難しい試合になるとわかっていた。李娜は今大会とても良いプレーをしていたから、この結果はすごく嬉しいわ」とコメントした。

 シャラポワは初出場の昨年につづいての連覇で、シュツットガルトでは全勝の通算成績を誇っている。今大会では決勝に行き着くまでにルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、セルビア)、アナ・ イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)、アンジェリーク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を退けた。

 シャラポワは昨年大会の決勝でビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)を破って優勝を飾った後、全仏オープン(French Open 2012)で自身4度目の四大大会(グランドスラム)制覇を果たしており、今年もクレーコートシーズンを好発進させたことに、喜びを語った。

「昨年はこの大会での優勝が、全仏オープン制覇につながったと思っている。今年もここでクレーコートでの自信をよみがえらせることができて良かった」

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