【3月31日 AFP】テニス、ソニー・エリクソン・オープン2013(Sony Ericsson Open 2013)は30日、米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)で女子シングルスの決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が4-6、6-3、6-0で第3シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)を下し、優勝に輝いた。

 セレーナが世界ランク1位、シャラポワが同2位になって以来初の対戦となったこの試合では、序盤にシャラポワが1セットを先取し、2008年以来初めてセレーナからセットを奪う事に成功すると、第2セットでも序盤リードする。

 しかしその後、五輪やウィンブルドン(The Championships Wimbledon)、全米オープン((The US Open Tennis Championships)を制した経験のあるセレーナが反撃を開始し、残り5つのシャラポワのサービスゲームをすべてブレーク。セレーナはシャラポワに対する連勝記録を11に伸ばし、また、これまでの対戦成績を12勝2敗とした。

 この勝利でセレーナは自身48度目のツアータイトルをつかんだとともに、5度優勝のシュテフィ・グラフ(Steffi Graf)氏を抜き、この大会史上最多となる6度目の制覇を遂げた。

 セレーナは2002年、 2003年、 2004年、 2007年、2008年にマイアミを制しており、1999年と2009年には準優勝を果たしている。
  
 更にこの勝利で、セレーナはクリス・エバート(Chris Evert)氏、シュテフィ・グラフ氏、マルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏に並んで、近代テニスの女子プレーヤーでは史上4人目となる同一大会6度制覇を達成した。(c)AFP