【3月15日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2013)に出場している大会第1シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)が14日、けがにより準々決勝を棄権した。

 昨年大会で優勝している世界ランク2位のアザレンカは、右足の炎症を理由に第8シードのカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)との対戦前に退場を表明。1990年と91年に同大会を優勝したマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)以来、女子として初のインディアン・ウェルズでの連覇を逃した。

 また、第7シードで2011年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2011)覇者であるサマンサ・ストーサー(Samantha Stosur)も右ふくらはぎを痛め、ベスト8の試合で第4シードのアンジェリーク・クルベール(Angelique Kerber、ドイツ)に不戦勝を献上した。

 アザレンカとストーサーは両者とも、試合前のウォーミングアップに臨もうとした後に棄権を決意し、18日にフロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)で開幕するソニー・エリクソン・オープン(Sony Ericsson Open 2013)への出場に向けて回復を目指している。

 しかし回復のめどがついていないアザレンカは「選手として、いつ復帰できるかわからないのはフラストレーションがたまる。たまに不調の時は『3日休んだら良くなる』と思うけど、(今回のように)回復のプロセスが不明だと少し苛立たしい」と語った。

 アザレンカは今シーズン開幕以来出場した17試合を全勝しており、1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2013)と、2月のカタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2013)では優勝を飾ったが、1月のブリスベーン国際(Brisbane International 2013)では右足親指の感染症を理由に、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)との準決勝を棄権している。(c)AFP/Rebecca Bryan