連覇狙うアザレンカらが2回戦から登場、BNPパリバ・オープン
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【3月7日 AFP】6日に開幕したBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2013)の女子シングルスでは、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2013)覇者で大会第1シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)が連覇を果たすかに注目が集まっている。
仮に優勝を果たしても世界ランキング首位に返り咲くことはできないアザレンカだが、連覇となれば、同1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)も出場予定のソニー・エリクソン・オープン2013(Sony Ericsson Open 2013)で巻き返すための舞台を整えることができる。
そのセレーナは、姉のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)とともに今季もこの大会の参加を見送った。有力選手で不参加となるのは、世界ランキング5位の李娜(Na Li、ナ・リー、中国)で、李はアザレンカに敗れた全豪オープン決勝で痛めた左足首が完治せず、以降は大会出場を見合わせている。
男女ツアー共同開催のこの大会は6日から女子1回戦が始まっているが、男女のシード選手各32名は1回戦は不戦勝となり、2回戦から登場する。大会第2シードには昨シーズンの決勝でアザレンカにストレートで敗れた世界ランク3位のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が入り、以下アニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)とアンジェリーク・クルベール(Angelique Kerber、ドイツ)が第3、第4シードで続いている。
23歳のアザレンカは2回戦で、過去に今大会を2度優勝している難敵ダニエラ・ハンチュコワ(Daniela Hantuchova、スロバキア)と対戦する可能性がある。ハンチュコワは1回戦で、予選を勝ち上がったステファニー・フォレ・ガコン(Stephanie Foretz Gacon、フランス)と対戦する。
さらにアザレンカが勝ち上がった場合、4回戦で米国のスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens)と当たる可能性がある。両者は全豪オープンの準決勝で対戦しており、その試合ではアザレンカが5度のマッチポイントを逃した末にメディカルタイムアウトを取り、その後コートに戻って勝利を手にしていた。これを反則すれすれの行為だとする解説者もいたが、本人は痛めた箇所の治療を行っただけだと主張している。
アザレンカと同じブロックには、世界ランキング10位で2011年大会を制したカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)が入っている。
もう一方のブロックに目を移すと、第2シードのシャラポワは2回戦でフラビア・ペネッタ(Flavia Pennetta、イタリア)とのランキング10位以内経験者同士の対決を制したフランチェスカ・スキアボーネ(Francesca Schiavone、イタリア)と当たる厳しい組み合わせとなった。
2006年大会を制しているシャラポワは、順当に勝ち進めば準々決勝で、前シーズンの全仏オープン(French Open 2012)決勝でも対戦した大会第6シードのサラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)と顔を合わせる。
ラドワンスカは、2011年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2011)覇者ぺトラ・クヴィトバ(Petra Kvitova、チェコ)と同じブロックに入り、両者は準々決勝で対戦する可能性がある。
クヴィトバは2月のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2013)でエラーニを3セットで破り、2011年のWTAツアー選手権(TEB BNP Paribas WTA Tour Championships - Istanbul 2011)以降では最も大きなタイトルを獲得してこの大会を迎えている。(c)AFP