【2月22日 AFP】女子テニス世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と、今季唯一無敗を誇るビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)がドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2013)の開幕後に大会から棄権した事を受け、女子テニス協会(Women's Tennis AssociationWTA)は21日、両者に罰金を課したことを明らかにした。

 背中の痛みを理由に20日に棄権したウィリアムスは、WTAの賞与基金から5万ドル(約460万円)を徴収され、今大会分の世界ランキングポイントを没収された。

 一方、かかとに怪我を負い18日に欠場を発表したアザレンカは、同じく今大会分の世界ランキングポイントを没収され、罰金10万ドル(約930万円)の制裁を科された。

 アザレンカは同大会からエントリー締め切り後に棄権するのがこれで2年連続となることから、ウィリアムスよりも重い罰金に課されている。

 しかし毎年合計490万ドル(約4億6000万円)にも上る賞与に加えて、賞金やスポンサー料で数百万ドルを稼ぐウィリアムスとアザレンカにとって、この罰金は取るに足らない額だと考えられる。

 また、今回ランキングポイントが交付されない件についても、両選手の成績から判断すると2人の世界ランクに影響を及ぼす可能性はほとんどない。

 18日にアザレンカから世界ランク1位の座を奪ったウィリアムスは、アザレンカの欠場で少なくとも3月31日までは自身がトップに留まる事を確認している。(c)AFP